
「作業療法」と聞くと、手作業(=手芸をする?ネジしめ作業?木工仕事?)を通して手先のトレーニングをする、というイメージを持たれる方も多いかと思います。
確かに、編み物や革細工、陶芸などの「作業活動」を、薬や手術のかわりに治療手段として使いながら、腕や手の運動・感覚機能、作業の工程を理解し記憶する認知力、指導者とコミュニケーションする力などを総合的にリハビリすることも「作業療法」のひとつではあります。
上記に加え、「作業活動」を"実生活で行っているすべての諸活動"としてとらえ、トイレにいくこと・ごはんを食べること・服を着替えることなど、日々の生活の中で欠かせない活動もリハビリの対象とします。
障がいをもつ以前と同じように出来なくなった日常生活活動について、具体的にリハビリしながら普段の生活の中で行えるようにしていきます。