たわだリハビリクリニック

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来院数の多い疾患

脳性マヒ

脳性マヒとは、1969年に厚生省脳性麻痺研究斑が作製した定義によると、「受胎から新生児期(生後4週以内)までの間に生じた、脳の非進行性病変に基づく、永続的な、しかし変化し得る運動および姿勢の異常である。その症状は満2歳までに発現する。進行性疾患や一過性運動障害、または将来正常化するであろうと思われる運動発達遅延は除外する。」とされています。

原因はさまざまですが、最近は低出生体重児で出生し、脳室周囲白質軟化症(PVL)を指摘されて受診する方が多くみられます。
羅患率は出生1,000人に対し約2人の割合と言われ、新生児医療の発達に伴い、以前は重い障害を持ってしまうような出生歴の患者は軽度のまひとなり、以前なら助からなかったような患者さんは重症のまひを持って生存されているように思います。
そのまひの程度や状況は、ほとんどわからない程度の軽いまひから、座ることもできず首も座らない重度のまひまで様々です。
脳性麻痺は、現在の医療では治ることはなく、悪化することもないと定義されていますが、実際には理学療法、作業療法といったリハビリテーションによって、その子供の潜在能力を引き出し、より良い方向へ成長を促すことができます。
それによって自分で出来ることが増えたり、介助も楽になったりします(もちろんその子どもの潜在能力の範囲でですが)。
反対にそういったリハビリテーションを全くしないと、関節が硬くなってうまく運動できなくなったり、からだの変形をきたしてうまく座れなくなったりすることもあります。
障害の程度によっては、呼吸や飲み込みがうまくできなくなることもあり、命にかかわってくることもあります。
当院では2016年7月までに約600名の脳性麻痺患者さんが来院され、リハビリテーションや装具治療、整形外科的診察を定期的に受けています。
子どもたちはトレーニングに通うことで楽しみながら、少しずつ力をつけて成長していきます。どうぞ安心してご相談ください。

ダウン症

21番染色体が1本過剰に存在する(トリソミー)染色体異常で、日本における出生率は約750分の1です。
出生頻度は母年齢の増加に伴い高くなるといわれており、近年の高齢出産の増加に伴い羅患率はやや増加しているようです。
ダウン症の平均寿命は、1932年のロンドンでのデータでは8歳、1981年の日本のデータでは40歳、2011年では50歳を超えているといわれ、主に心疾患に対する医療の進歩に伴い、飛躍的に伸びています。
ダウン症の患者さんの特徴として、知的障害、筋緊張低下、易感染性、末梢循環不全、早期老化現象などが知られています。
また、合併症として、甲状腺機能低下症、先天性心疾患、白血病、てんかん、難聴、アルツハイマー病などが重要です。
筋緊張低下と関連する部分が多い整形外科的合併症は、外反扁平足、外反母趾、外反膝、環軸関節亜脱臼、習慣性股関節脱臼、膝蓋骨脱臼などがあります。
運動発達はゆっくりで、始歩は平均2歳半くらいです。
(詳しくはJournal of Clinical Rehabilitation Vol.20 No.6 2011をご覧ください。当院院長がダウン症の運動発達について述べています。)br 当院では、ダウン症の患者さんの運動指導を専門的に行っています。
2016年7月までに、約240名のダウン症の方が受診され、理学療法や装具治療、定期的整形外科的診察を受けてみえます。安心してご来院ください。

発達障害

近年「発達障害」という概念が浸透してきました。
自閉症(アスペルガー症候群含む)や広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害などを含み、小児科(発達)、児童精神科などで診られています。
じっとしていられない、集中力がないなどと指摘される子どもたちのなかには、実は身体的特徴として筋緊張が低く、姿勢保持能力が低い子どもが少なくないことに気づきます。
そこで脊柱起立筋や腹筋といった姿勢に関する筋肉の強化をしたり、イスの座面や高さ等をその子に合わせたり、外反扁平足を治療して立位を安定させたりすることで、落ち着きやすくなったり集中力が改善したりする効果が期待できます。
また、そういった子どもたちは概して運動が苦手で、ころびやすかったり、縄跳びのように手と足を両方同時に動かす動作がうまくできなかったりします。
当院へは2016年7月までに発達障害と診断される方が約650名来院され、姿勢を改善するリハビリテーションや、苦手な運動の指導、手先のトレーニング、足底挿板の作製、整形外科的経過観察を行っています。
一般の病院では訓練対象になりにくい子どもたちのトレーニング指導もご相談にのります。どうぞ安心してご来院下さい。

筋ジストロフィー

染色体異常により筋肉そのものの異常をきたし、筋力低下を起こす疾患で、最も多いものはDuchenne型進行性筋ジストロフィーです。
乳幼児期は運動発達がゆっくりですが、時に異常と気づかず、転びやすい子と認識されていることもあります。
小学校の頃徐々に歩行困難となり、その後も筋力低下が進行します。
立位歩行能力をできるだけ維持し、関節の拘縮やからだの変形をできるだけ防ぎ、呼吸機能を維持するために、理学療法は欠かせません。
当院では2016年7月までに56名の患者さんがリハビリテーション、整形外科的診察や装具療法に通院されています。
側弯に対するコルセット、立位に必要な装具や車椅子、坐位保持装置などの作製も非常に重要です。
理学療法では、超音波を使用した筋のストレッチをはじめ、関節のストレッチ、立位歩行練習、歩行器練習、坐位保持練習、呼吸のリハビリテーションまで状況に応じて幅広く行っています。どうぞ安心してご来院ください。

診療内容

  • 	小児リハビリテーション科
  • 足と靴・インソール外来
  • 小児整形外科
  • 一般整形外科
  • リハビリテーション科
  • 乳幼児・子ども運動発達相談
  • 巻き爪治療
  • プラセンタ

当院におけるリハビリテーション

  • 理学療法
  • 作業療法
  • 音楽療法
採用情報
来院者の多い疾患

たわだリハビリクリニック

〒455-0885 愛知県名古屋市港区八百島2-605

《休診日》水曜午後・土曜午後・日曜・祝日

診療時間
9:00 - 11:30 ●/◎ ●/◎ ▲/◎
15:00 - 18:00 ●/◎ ●/◎ ●/◎

※土曜日は12:30まで
小児リハビリテーション診察・運動発達相談
※新患の方は事前にご連絡ください
一般整形 ・一般リハビリテーション診察 (予約の必要はありません)

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